キャッシングの基礎知識

クレジットカードの利用停止原因と対処法について

投稿日:1月 4, 2018 更新日:

クレジットカードは便利ですが、様々な理由で急に利用停止になる場合があります。言葉の通じない旅先や、手元にお金がないとき、急にクレジットカードが使えなくなることを想像すると怖いですよね……。

ここでは、クレジットカードが利用停止になってしまった場合に考えられる原因と対処方法を解説していきます。事前に知っておけばカードの利用停止を防げたり、万が一利用停止になってしまった場合でも冷静に対応したりできるので、ぜひチェックしておきましょう。

クレジットカードの利用限度額を超えてしまった場合

クレジットカードには1か月間に利用できる限度として利用限度額が設定されています。基本的には利用限度額を超えて利用することはできません。自分のカードの利用限度額と毎月のカード利用額を把握しておき、利用限度額をオーバーしないように管理するようにしましょう。

頻繁に利用限度額オーバーになってしまうという方は、カード会社に連絡すると利用限度額を引き上げてもらえる場合があります。また、利用可能額を超えるようなカードの高額利用が事前にわかっている場合は、カード会社に連絡すると、利用可能額を一時的に増額してもらえるサービスがあります。どちらの場合も増額の可否は審査によりますが、希望する場合は一度カード会社に相談してみましょう。

万が一利用限度額を超えてしまった場合は、カードの締日まで待つか、カード会社へ連絡をして繰り上げ返済をしたい旨を伝え、支払日よりも早く返済することで利用可能額に空きができれば、再びカードが使えるようになります。

締め日に利用限度額が全額リセットされると思っている方は注意

クレジットカードの利用限度額は、締め日を境に毎月全額自動的にリセットされると思っている方が多々おりますが、これは間違いです。今月カードを利用限度額まで使って利用停止になり、そのまま支払いをせずに次月を迎えた場合、カードは利用できないままです。

クレジットカード料金の支払いを毎月延滞し続けて、年末のボーナスで一気に返す……のような支払い方法は基本的には不可能なので気をつけて下さい。

利用限度額はキャッシング枠とショッピング枠の合算

クレジットカードの利用限度額は、カードのショッピング枠とキャッシング枠を合算した額です。

仮に、カードの利用限度額50万円の方がキャッシング枠を10万円利用していた場合、ショッピング枠で利用可能なのは40万円のみです。

リボルビング払いを利用すると利用限度額に達しやすい

リボ払いとは、毎月の最低支払額が決められている分割支払いの方法です。高額な商品を購入したとしても、一回ずつの支払額は定額なので、手元にお金がない方でも当面は支払いに困らないというのがメリットです。

しかし、1回ずつの支払いは定額でも、高額商品を購入したことには変わりないため、それだけ利用限度額を圧迫します。自分は高額商品を購入しているのだ、という意識がないと、すぐに高額商品の購入を繰り返し、カードが停止になる恐れがあります。

カード利用代金を延滞している場合

カードの利用代金を度々延滞すると、カードが利用停止状態になることがあります。どれくらいの期間・回数で延滞したら利用停止になるのかはカード会社によって異なります。

万が一延滞をして利用停止になってしまった場合、基本的にはカード会社からの指示に従って延滞している代金を支払えば利用できるようになりますが、延滞代金を支払ってから利用停止解除までの期間はカード会社によって異なるため注意が必要です。また、延滞解消後も利用停止状態が続いたり、会員資格を取り消されたりする場合もあります。

カードの支払いを延滞した記録は、個人信用情報機関に「金融事故物件」として記録され、いわゆるブラックリスト入りになってしまう可能性もあります。今後のクレジットカード発行やローンの利用がほぼ不可能になってしまうため、支払日までに必ず使った金額を支払うようにしましょう。

カードの有効期限が切れている場合

クレジットカードには必ず有効期限が設定されており、有効期限を過ぎるとそのカードは利用停止状態になります。有効期限が近付くと、カード会社から新しいカードが送られてくるので、新しいカードが届いたら古いカードは処分しましょう。有効期限はカード表面に印字されているので、自分のカードの有効期限は把握しておくことが必要です。

更新カードが届いていない場合はカードが利用できないままになる

クレジットカードの有効期限が近づいてくると、更新された新しいカードが郵送されてきます。更新カードは基本的に簡易書留で送られてくるため、本人が家にいない場合は受ける取ることができません。このような場合、担当の郵便局にてカードが保管されているため、電話等で確認をして下さい。

また、更新カードは、事前に登録してある「カード送付先住所」に郵送されます。更新までの期間に引っ越しをし、現住所が登録内容と異なる場合は、手元に更新されたカードが届かずいつまでもカードを使えないままになります。

カードの更新審査に落ちている可能性がある

カードの更新時、カード会社は必ず再審査を行います。この審査に落ちてしまうと、更新カードが届きません。当然、その場合はこれまで使っていたカードは有効期限切れとなり、利用は停止されます。

紛失届・盗難届を出している場合

カード会社にカードの紛失届や盗難届を出している場合、不正利用を防ぐため、一時的にカードの利用停止が設定されます。カードが見つかったのにカード会社に連絡していない場合は、利用停止状態のままになってしまっているため、カードを利用することができません。紛失届や盗難届を出している場合は、カードが見つかったらすぐにカード会社に連絡して、利用停止を解除してもらいましょう。

商品券や貴金属など換金性の高い商品をカードで支払おうとしている場合

商品券や貴金属、鉄道回数券など換金性の高い商品は、クレジットカードのショッピング枠の現金化を防ぐため、基本的にはクレジットカードでの購入ができません。

クレジットカードのショッピング枠の現金化とは、クレジットカードで換金性の高い商品を購入し、それを売ることで、クレジットカードのショッピング枠を利用して現金を得ることです。カード会社はこのような行為を規約で禁止しています。

繁華街にある「カード現金化」などの看板を出している店舗は、このような行為を行っている現金化業者です。このような店舗を利用したことがカード会社に認知された場合、カードの利用が停止されると思って下さい。

本人以外がカードを利用した場合

クレジットカードは、基本的に本人以外のカード利用を認めていません。友人や家族にカードを貸していることがカード会社に発覚した場合、規約違反としてカードの利用が停止されます。

暗証番号を何度も間違えた場合

クレジットカードを利用する際に、サインではなく暗証番号の入力を求められる場合がありますが、このときに何度も暗証番号を間違えるとカードにロックがかかり、一時的に利用停止状態になります。万が一ロックがかかってカードが利用できなくなってしまった場合、カード会社に連絡して利用停止解除の手続きをしてもらう必要があります。利用停止解除の手続きは電話では完了できず、郵送でのやり取りになってしまうため、時間がかかります。暗証番号の入力は間違えないように慎重に行いましょう。

また、もし暗証番号が思い出せず、どうしてもその場でカードを使う必要がある場合は、サインで対応してもらえるよう、お店側に頼んでみてもいいかもしれません。

カード不正使用検知システムが働いている場合

カード会社では、クレジットカードの不正利用を防ぐため、24時間365日体制で、カード不正使用検知システムで不正利用の監視を行っています。カード不正使用検知システムは、カード利用が直近の不正使用の傾向と類似している場合など、カード会社で不正利用の可能性があると判断した場合に、カード会社がカードの利用を停止することができるシステムです。また、カード利用者が普段と異なる動向をした場合も、不正利用の可能性ありとして利用を停止する場合があります。

例えば、特定の場所で特定の時間に特定の物を購入するという不正利用が直近で多く発生している場合、たまたま同じ場所で同じ時間に同じ物を購入しようとすると、カードが利用停止になる可能性があります。

さらに、普段国内でカードを利用し続けている方が急に海外旅行に行った場合、不審な行動としてシステムが検知し、カードが利用不可能になる可能性があります。

また、カード会社は第三者による不正利用を防止するため、加盟店や商品ごとに、一回のカード利用に対する限度額(信用販売限度額)を設けています。そのため、限度額を超えるような高額商品を購入した場合も、カードが利用停止になります。

カード不正使用検知システムが働いている場合、カード会社から電話やメールで連絡がきているはずなので、確認してみましょう。カード会社に連絡をして不正利用ではないことが確認できると、利用停止解除の手続きをしてもらうことができます。

カードの磁気ストライプやICチップに異常が発生している場合

カードの裏面にある黒い帯状の部分を「磁気ストライプ」と呼びます。この磁気ストライプに変形や破損などの異常が発生していると、カードが機械でうまく読み取れない場合があります。

カードの磁気自体が異常をきたしている場合、カードを再発行する必要がありますが、以下のようなものがカードの近くにある場合、一時的な磁気異常の原因になっている場合があります。

  • 磁石
  • 携帯電話やスマートフォン、パソコンなどの電子機器
  • ヘッドホン
  • オーディオ機器
  • ハンドバッグの留め具

さらに、カードは高熱に弱いため、夏季の車内や暖房器具の近くにカードを放置しておくと、異常が発生する恐れがあります。

また、最近増えている「ICチップ搭載クレジットカード」の場合、ICチップの異常が原因で利用ができなくなっている可能性があります。その場合、支払いの際に暗証番号入力を求められたら、サインでの支払いに切り替えてみて下さい。サインでの支払いが問題なく通った場合、ICチップに異常が発生している可能性が高いといえます。

磁気ストライプやICチップに異常が発生している場合、メガネ拭きなどの柔らかい布でカードの裏表を拭き取れば異常が解消する可能性があります。まずは焦らず対応し、それでもダメだった場合はカード会社に連絡をして下さい。

店舗側のミスが原因の場合

稀に、カードを支払いに利用した店舗のミスが原因でカードを利用できない場合があります。

店舗のCAT(カード読み取り端末)が故障している場合、カードを読み取ることができません。そのような状況で、どうしてもカード決済をしたい場合は、店舗の店員さんにクレジットカードの電話決済システムを使うことをお願いしてみて下さい。CAT故障時の予備として電話決済用セットを置いている店舗であれば、クレジットカードを使うことが可能です。

家族カードとETCカードの利用停止

本カードの付帯カードとして発行できる家族カードやETCカードも利用が停止される場合があります。

カードの有効期限は家族カードやETCカードにも設定されています。有効期限を越えて利用することはできないので、早急に更新カードに切り替えて下さい。

家族カードの利用可能限度額は、本カードの利用限度額内に設定されています。また、本カードが利用停止になった場合、家族カードも同時に利用停止になります。

なお、ETCカードは、本カードが利用停止になっていたとしても、問題なく利用することが可能です。有効期限切れのみに気をつけて利用して下さい。

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