ローンの意味や種類

住宅ローン

投稿日:5月 22, 2017 更新日:

世の中の人が「ローンで、毎月カツカツだよ」と言っているのは概ね住宅ローンのことだと思います。
最近では「夢のマイホーム」も一軒家ではなく分譲マンションなどを選ぶ夫婦も多いとか。
核家族化と少子化が平行して着々と進む現代では、一軒家はむしろ掃除の手間と借金が嵩むばかりでメリットが少ないのかもしれませんね。

そのおかげで住宅ローンにも幅広さが出てきました。
一軒家までOKのものや、マンション購入用プランなど、家族のスタイルや希望に合わせてお金を借りることも可能になりました。
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しかし、注意しなきゃいけないのはやはり「金利」です。


住宅ローンでお金を借りる時に気を付けるべきは、やはり金利

住宅ローンは20年、30年と続く超長期的ローンです。他のお金を借りる方法と比較してもズバ抜けて長いのが特徴です。
<関連記事:お金を借りると住宅ローンなどが借りられないの?>
20年後のことなんて誰にも分からないですよね。20年あれば下手をすれば日本は戦争真っ最中で、ローンとか言っている場合じゃなくなっているかもしれません。

そこまで極端な話にしなくても、お父さんの働いている会社が倒産して、再就職も上手く行かなくて何とかお父さんのアルバイトでローンを払って、お母さんのパートで生活するなんて未来ももちろん有り得ますよね。
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銀行側の言い分としては「将来何がどうなっているか分からない危険性を孕みながら、それでも20年以上の長期的融資をするのだから」ということでしょう。
しかし、それにしたって一個人である「お金を借りる側」にも相応のリスクを背負わせるというのはなかなか非情な話だと思います。


借り手側が背負うリスクとは?

抱えるリスク①
●家を売っても解決しない可能性。
住宅ローンは借りる額が大きいだけに利息が1%程度でもかなりの金額になります。毎月辛い思いをしてローンを返していても、それこそご主人が病気になられたりリストラにあったりする可能性もあります。
そんな時に家を売ってローンをスッキリさせてやり直そうという選択に至ることもあり得るでしょう。
しかし、家を売ってもローンがゼロにならないケースはよくあるのです。
銀行側はローンを組む本人の支払い能力を信用して融資するだけで、家の価値がずっと一定ではないということは無関係だというスタンスです。
なので、20年近く住んで、家が傷んでしまって価値が70%減ほどしても銀行には何の関係もないのです。
「家」に融資したのではなく、「あなた」に融資したのだ、ということですね。
だから家を売っても500万以上借金が残ることも多いに有り得ます。
このリスクを回避する方法は現状住宅ローンの中にはありませんので、お金を借りる前によほどしっかり貯蓄をしていくか、何か他の安全策を講じる必要があります。

抱えるリスク②
●金利は毎月変わる可能性
住宅ローンは変動金利型がほとんどです。
読んで字の如く「金利が変動する」という意味です。
簡単に言うと日銀が決める政策金利に変化があると、それに影響されて変動します。
(詳しいことは「日銀 プライムレート」というワードで検索してください)。
ほとんど1%台の中で細かく動いていますので、来月からいきなり金利が3倍になるなんてことはないですが、一定ではないという怖さはあります。
変わること自体は何年に1回レベルですが、銀行側での「金利の見直し」自体は毎月行われています。
そしてこの「怖さ」を借り手が一手に引き受けているという現状があります。

最近では「特約型」「完全固定型」などもあって3種類の中から選べる銀行も増えています。

・特約型:最初の内の数年は金利を固定にし、その後は変動金利になるというもの。固定の間は金利が高くなるが、何があっても金利は変わらないという安心感がある。

・完全固定型:完済まで何があっても金利が変わらない。変動金利型は、上がるリスクもあれば下がる可能性もなくはないですが、固定型ですと金利が下がった時の恩恵も受けられなくなります。

何十年も払い続けるものですから、お金を借りる前にあらゆる可能性やリスクを踏まえて計画を練っていきたいものですね。


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