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会社の退職理由、8割がウソ!? 女性が本音を隠す3つのテクニック

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「夫の転勤が決まり、ついて行くことになりまして」
「実家がいろいろと大変で……」

女性は結婚・出産・育児、介護などを機に、働き方を見直さなければならないケースが少なくありません。もし冒頭のような理由を告げられたら、周囲は「そうか、残念だけど仕方ないな」と真に受けてしまうと思います。しかし、それはタテマエの理由、あるいは完全なるウソだったとしたら――?

ダイヤモンド・オンラインでは、アンケート調査会社・ジーリサーチの協力のもと、『女性の退職理由に関する調査』を実施(期間は2015年9月28~10月6日)。全国の10~30代の働く女性300人の声を聞くと、なんと8割以上の女性たちが転職の際、退職理由のホンネとタテマエを使い分けていることが分かりました。

8割超の女性はウソをついていた!? ホンネとタテマエの退職理由

調査ではまず、「転職経験があるか、あるいは転職希望はあるか」を尋ねました。すると、74%が「はい」と回答。30代女性に絞ると、なんと85%が転職経験があるか、あるいは転職希望であることがわかりました。

そんな転職経験アリ・転職希望アリの女性たちに「転職する際、退職理由のホンネとタテマエを使い分けるか」を尋ねたところ、なんと86%の人が「使い分ける」と回答しました。どうやら本当の退職理由が打ち明けられることは少ないようです。

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では、どんな退職理由がタテマエとして使われているのでしょうか。退職理由のホンネとタテマエを使い分けるという女性に「会社に伝えた・伝えると思う“タテマエ”の退職理由」(複数回答可)を尋ねると、1位は「家庭の事情」(38%)、2位は「キャリアアップ」(21%)、3位「労働時間や労働環境」(12%)という結果に。「家庭の事情」のように止むを得ない事情か、「キャリアアップ」のように前向きな理由が、タテマエとして使われることが多いようです。

一方で、ホンネの退職理由はどんなものなのでしょうか。こちらも尋ねたところ、1位は「人間関係」(23%)、2位は僅差で「給与」(22%)となりました。「人間関係」「給与」をタテマエの退職理由として挙げている人はわずか6%ですから、本当の理由は隠していることがよくわかります。

また、タテマエでは1位だった「家庭の事情」はホンネの退職理由ではわずか3%、「キャリアアップ」も4%と、これら2つの理由が、多くの人にとって退職の際の常套句となっているのは間違いなさそうです。

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「女優になる」「常に前向きなフリ」 明らかになった3つのテクニック

ほとんどの女性が本当の退職理由を隠していることがわかりましたが、どのようにして彼女たちは、ホンネの退職理由を悟られないようにしているのでしょうか。本当の退職理由を知られず、かつ無事に円満退社するためのテクニックを尋ねたところ、大きく3つのテクニックがあることがわかりました。

(1)嘘のストーリーを用意。女優になって演じる

「シミュレーションをして、建前の理由についてされるだろう質問の内容を用意しておく。辻褄の合うようにストーリーを用意する」(25歳・山形県)

「女優になる。ボロが出ないように、設定を細かなところまでつめて紙に書き出して信じ込む」(27歳・東京都)

「病んでいる感じで伝えた」(29歳・新潟県)

「結婚すると嘘をついた!」(33歳・千葉県)

(2)前もってタテマエの理由をアピールしておく

「なるべく理由にリアリティをもたせるために、退職を伝える前から同僚にそれとなく相談したりして、本当のように見せかける」(27歳・千葉県)

「体調の悪さを前もって強く主張した」(21歳・茨城県)

「実家が大変(でまかせ)…みたいなことを普段から話しておく」(38歳・京都府)

(3)ポーカーフェイスで直前まで誰にも話さない

「顔に出さない。常に笑顔で前向きなことを言う」(29歳・埼玉県)

「いつもと変わらずに対応しました。いつもと変わらず、というのがテクニックです」(27歳・秋田県)

「本音を周りにもらさない。相談しない」(24歳・東京都)

「突然であるように思われるために、ギリギリまで辞めることは伝えない」(37歳・和歌山県)

会社の不満を言えない女性たち 後悔する前にやるべきことは?

会社を辞めるのは、少なからず今の会社に不満があるからでしょう。ではなぜ彼女たちは、不満があってもそれを表に出さず、退職・転職していくのでしょうか。

「本来ならば、辞める前に周囲に不満を話し、改善のために働きかけることが大事ですが、発信や提案したりするのが苦手な女性は少なくありません。特に若い人は2~3年働くだけで会社のことが分かった気になり、『仕事を変えれば状況は良くなる』『別にこの会社じゃなくても良い』と思いがちです」

こう話すのは、企業で女性向けのキャリア研修を多数行い、働く女性社員の本音を良く知る日本マンパワーの小出真由美さん。小出さんは、そんな女性の行動は後悔を生むケースが多いと忠告します。

「実は転職してから、『辞めなきゃよかった』『外に出て初めて会社の良さが分かった』と後悔するケースが多い。ステージを変えるのは本来、とても大変なこと。それにもかかわらず、悩みが浅い段階で退職を口にするから、このような結果を招きがちなのです」(小出さん)

ではもし不満があった場合、どうすればいいのでしょうか。ホンネの退職理由1位だった「人間関係」について不満がある場合は?

「もし人間関係が退職したい理由なら、まずはその原因を因数分解しましょう。誰が原因なのか。もし上司が原因なら、何が嫌なのか。先輩たちはどう対応しているのか。それが分かった上で、自分が変わったり、何か防げる方法をとることで解決しないか、考えることが大切です」(小出さん)

周りの人たちは、女性社員が何も言わないから「きっと不満はないんだろうな」と安心しがちです。しかし、決して安心してはいけません!ポーカーフェイスを貫き、誰にも不満を言わず、虎視眈々と退職・転職を考えている可能性は十分に考えられます。タテマエの退職理由を聞くことになる前に、小さな退職のサインを見逃さないようにしたいものです。

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