Cさんは真面目な会社員だったのですが、たまたま友人に誘われて競馬・競艇をやってみたところ、もともとギャンブル魂をもっていたのか、どハマりしてしまい、それまでコツコツと貯めてきた貯金も全て使ってしまいました。
手元にお金はありませんが、それでもギャンブルはやりたい。
そこで消費者金融やクレジットカードのキャッシング枠も使い、一時ギャンブルを楽しみました。
しかし、もうお金の出所がなくなってからも、相変わらずギャンブル熱は冷めませんでした。
何とかお金を作る方法はないものかとネットで検索してみると、クレジットカード現金化にたどり着きました。
Cさんの場合は業者が指定する商品を購入してキャッシュバックを受けるという、Aさん・Bさんの方法も知ったのですが、どうも詐欺などが多いらしいから自分でやってしまおうという結論に至りました。
すなわち、何らかの物品や金券・ギフト券などを購入して現金化すると言う方法です。
色々な口コミを参照していると、その中の一つにAmazonギフト券をクレジットカードで買って、高い換金率で換金できたとする口コミがありました。
Cさんは真面目な会社員として働いていたころにクレジットカードを作っており、ショッピング枠が100万円あるクレジットカードを持っていました。そこで、AmazonサイトからEメール形式のギフト券を50万円分購入し、業者に換金率95%で売り、45万円を手にすることができました。
一気に45万円も手にできたのだからその喜びは大きかったことでしょうが、後に愕然とすることとなります。
その45万円をギャンブルで摩った後、再びAmazonギフト券を購入しようとしたところ、クレジットカードが利用停止になっていたのです。
すぐにカード会社に問い合わせてみると、規約違反に当たるカード現金化の疑いがあるため、利用停止になっているという説明を受けました。
正当な利用方法であったと証明できれば問題ないとのことだったのですが、実際に換金しているのですから証明のしようがありません。
おそらくCさんの信用情報には傷が付き、今後の住宅ローンや自動車ローンといったローンを組む時にも困難を強いられることでしょう。
商品券やギフト券、新幹線の回数券など、換金性の高い商品は換金目的で利用されることが多いため、カード会社も目を光らせています。
それまで一般的な利用方法でしかショッピング枠を利用してこなかったCさんがいきなりギフト券を50万円分も購入すれば、利用停止になっても当然のことだったのです。