こんなうまい話もある
また、逮捕された現金化業者の中には、良い条件でのクレジットカード現金化に見せかけて、実際には闇金だという場合があります。
実際のケースを見てみましょう。
ある闇金業者は、クレジットカード現金化に見せかけて営業していました。
その業者では、信用情報に問題がある、多重債務者を対象にクレジットカード現金化を持ち掛け、85%で現金化するとしていました。
85%といえば、優良業者並の条件ですから、利用者は美味しい話だと思って話に乗りました。
原価数十円の天然石を数人の利用者に690万円分購入させ、手数料として110万円を差し引き、580万円を支払いました。
当然、利用者は天然石を買ったことでキャッシュバックを受け、現金化したものと思っていたのですが、実際に支払われた580万円は貸付けだったのです。
闇金業者による貸付けですから、かなりの高金利で貸し付けていたのでしょう。
その業者は2年半で1500万円の利益を上げたとされています。
もちろん、この利益に元金は含まれませんから、おそらくトイチくらいでの貸付けであったと思われます。
このように、現金化業者を装った闇金業者も存在しているのです。